2018年12月31日月曜日

趣味の英会話を挫折させないために

大人の趣味の英会話を挫折させないために考えなくてはいけないこと。



 よく英会話の上達の秘訣は目標や夢をを持つことだ、と言われます。私もそうだと思います。 そして、夢や目標は具体なほどいいとも言われます。これも納得できます。具体的にピクチャーできていれば、頑張れる度合いが違ってきますから。 私も中国語を習う時、「将来は翻訳者になる」を目標にして頑張ることができました。 がんばって夢や目標を実現させることは本当に素晴らしいことです。 しかし、逆にいつまでも実現できない目標や夢はどうでしょうか。 ちょっと悲しいし、挫折感を大なり小なり抱いてしまいます。 大人の趣味の英会話で挫折が多いのは、まさにこれ。夢や目標にいつ届くか見当もつかない、という落とし穴にはまってしまう人が多いのです。

 
いやいや、私の目標は大それたものでなく、英語ペラペラなんかじゃなく、ほんのペラでいいんです、と言うあなた。 謙虚な目標設定ですが、しかし、これが曲者なのです。 なぜなら、実は、大人の「ほんのペラ」はかなり高いレベルを無意識に設定してしまっているからです。英会話とはコミュニケーションですから、どんな「ペラ」をするにも、かなりの単語数を持っていないと相手の言うことを完全には理解できないです。簡単なことを言うにしても、文法力や言い回しを知っている必要があります。また、、瞬発力がないとコミュニケーションは成り立ちません。「ペラ」を獲得するのは大変なことなんです。

 
 やり始めてこりゃあ大変!と気づいて猛勉強すればもちろんすばらしいのですが、大体は、なんで上達にしないのだろうと嘆き、語学の才能がないのかもと失望するほうが一般的でしょう。自分の設定した目標が高すぎるのに気づいていないからです。  



だから、いっそ目標も夢を作らず、ただ外国語学習を楽しむとか、暇つぶし、ボケ防止とかを目的にするというスタンスがいいと思うのです。目標がなければ挫折もない、夢がなければ上達しないイライラもないはず。好奇心や楽しさから勉強していれば「アレ、いつの間にかこんなこともできている!」という嬉しい瞬間が味わえるかもしれません。 こんなに言えるようになったのだから、ホームステイでもしてみるか、と考えるかもしれません。 外国語で読む本の世界に浸れるのもステキです。 




なお、無欲と無勉強は違います! 念のため。 





多読の効能

 外国語学習から多読を考えてみると、その効用はとても大きいです。多読がいいということはかなり浸透してきているようですが、実行している人はまだそう多くはないようですね。たぶん、効果の大きさが学習中に、はっきりと形にならないので、気付かれないためでしょう。 単語を丸覚えして翌日のテス...