2019年10月9日水曜日

小3までに英検3級を取ろう

小学校卒業までに英検3級を取ろう!
英検3級と言えば、中学卒業レベルです。中学生にもなっていないうちにもう英検3級?なんで必要あるの?と思われるかもしれません。確かにそうです。中学校の授業だけを考えていたら小学校卒業時に3級を取得するのは意味ある事ではありません。5級(中1終了レベル)を取っておけば、中学1年生の授業やテストは余裕ですから、何もわざわざ3級まで取ることはないのです。授業が簡単すぎてつまらなくなってしまいますし。 それでも私はできれば、小学生の間に3級を取ろう!と声掛けしています。その理由は3つあります。
ひとつめは大学入試改革です。来年から新しい英語大学入試では英検準1級を取っておくと大学によっては英語の試験を受けなくてよい(大学によっては2級)という何とも有利な条件を得られます。高3の6月に英検準1級を取ってしまえば、その後は英語の受験勉強をしないでいいのですから、ものすごい時間の節約になります。英語に充てていた時間を他の科目にまわせられるのですから。
と、いうわけで、大学入試から逆算すると、小学6年生で英検3級、中学1、2年生で準2級、中3、高校1年生で2級の段取りで進むのが無理ないところです。理想的には高校2年生春から準1級の準備にかかり、3年生になる前に予行演習の受験をしたいところ。 公式に大学へ送付されるのは高校3年春と秋の結果ですが、合格近い実力をつけておいたら、高3になった時、精神的にも時間的にもゆとりが出ます。他の科目のために英語は早めに対処してしまいたい。そう考えると、小学校で英検3級合格が欲しいですね
次の理由は高校入試です。高校入試用内申書には英検合格が書けます。 公立高校では内申書への加点がないのですが、合格ラインすれすれの場合は英検が考慮されるようです。私立高校では高校により違いますが、準2級で1点、2級で2点のところと、3級で1点、準2級で2点のところがあるようです。
最後に英検は学校で手が届かない部分を補強してくれることです。3級以上に作文と英語での面接試験が課せられますから、書く、言うの発信の部分の練習によいのです。ほんの部分的な補強ではありますが、生徒が発信することを意識して英語を学ぶようになりますので、とても有意義だと思います。特に書くことを面倒がる子達には強制力を発揮してくれます。 
私的には、英検に対して、ケンブリッジ英語検定やトッフル、トッフルジュニアと比べてみて、いろいろ注文したくなるのですが、日本の英語教育の現状を考えると、英検を経験することは入試以外にも意義あることと思います。

多読の効能

 外国語学習から多読を考えてみると、その効用はとても大きいです。多読がいいということはかなり浸透してきているようですが、実行している人はまだそう多くはないようですね。たぶん、効果の大きさが学習中に、はっきりと形にならないので、気付かれないためでしょう。 単語を丸覚えして翌日のテス...